独立行政法人 国立病院機構 南九州病院

医療関係者向け

放射線部

放射線部では、一般撮影装置2台、透視撮影装置1台、血管連続撮影装置1台、ポータブル撮影装置2台、ポータブル透視装置1台、CT装置1台、MRI装置1台、RI検査装置(ガンマカメラ)1台、放射線治療装置1台が稼働しています。
平成23年3月から放射線部門の画像はすべてフィルムレスとなり、モニター診断によるシステムとなりました。
CT・MRI・RI検査は電話による予約で、近隣地域の医療施設からの検査依頼も受け付けております。
また、姶良・霧島地区で唯一放射線治療装置を保有している施設で、がん診療連携拠点病院として地域との連携を図っています。

一般撮影

撮影室は2部屋あり、立位専用撮影装置2台と臥位撮影装置1台を設置しています。
一般撮影(胸部や骨等のエックス線写真)はCR装置によりデジタル化され、画像も読影用モニターによる診断となっています。過去のデータとの比較も容易に行うことが出来ます。

透視撮影

平成23年3月にデジタルX線透視装置が導入されました。消化管撮影や気管支・大腸ファイバー等の検査が行われています。
腹部検査(内視鏡検査・消化器検査など)において広い領域を観察でき、検査中に検査寝台を動かさずに視野移動が可能です。針やドレーンを刺したままの検査も危険が回避でき、さらに検査台が70cm近くまで下がることで車椅子での移動が容易にできるようになるなど、医療安全を重視した装置となっています。

CT

CTはコンピュータ断層装置の略称です。
平成20年9月に64列のマルチスライスCTが導入されました。4列の旧装置と比較して、大幅な撮影時間の短縮と、質の高い画像が得られるようになりました。微小な病変の検出向上が期待されるとともに、従来の装置では困難な冠動脈の描出等も可能となりました。
現在は、低線量CT肺がん検診も行っております。

血管連続撮影

平成23年2月にCアーム型のデジタルX線透視装置が導入されました。撮影装置は、広い視野(40×30cm)を備えた装置となっており、多方向からの透視・撮影が可能で、頭部、循環器検査を除く多くの領域の検査を行っています。
血管撮影による診断のみではなく、がん細胞の栄養血管を詰めて腫瘍の栄養を絶ったり、抗がん剤をピンポイントで注入しがん細胞への治療効果を高めると共に全身へのダメージをなるべく少なくした治療を行なっています。

MRI

最も静粛性に優れたMRI装置ですので、安心して検査を受けていただけます。
高磁場(1.5テスラ)を採用していますので幅広い検査に対応し良好な画像が得られます。
撮影時間は頭部で20〜30分胸腹部検査で30〜60分程です。
呼吸を止めて行える高速スキャンもあります。

RI(ガンマカメラ)

微量の放射性同位元素を用いて検査を行います。
全身の骨や腫瘍の検査、肺血流、脳血流、心筋など多くの核医学検査が行えます。
検出器を2台備えていますので、1台の装置に比べると検査時間は半分になります。

放射線治療(リニアック)

高エネルギーのX線(6MV・10MV)と電子線(6・9・12・15MeV)を用いて悪性腫瘍の治療を行ないます。
手術をすれば傷跡が残り身体の形・外観や機能が損なわれるような場合でも、放射線治療は切らずに組織を摘出することなく機能を残したまま癌を治療することが可能です。喉頭癌や舌癌などの頭頚部腫瘍・食道癌・一部の肺癌・前立腺癌・子宮頚癌などは、放射線治療が非常に有効で治療成績は外科手術と同等で、乳癌などのように手術と併用して治療する場合もしばしばあります。その他、脳腫瘍・膵癌・大腸癌・直腸癌・悪性リンパ腫など多数の腫瘍が放射線治療の対象になります。
また、体への負担が少なく痛みもなく、高齢の方・心臓や肺機能の悪い方・腎機能の悪い方・合併症などで手術が受けられない患者様にも治療が可能です。
化学療法と併用した治療や、腫瘍による疼痛の緩和にも用いられています。

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